スマートワークのメリットってなんでしょう？
少し想像するだけでも、従業員、経営側にとってもそれぞれメリットとデメリットがありそうなことがわかります。弊社では、まずはその部分を把握したいと思い、2019年の春から事務所移転と働き方に関する社内ヒアリングを月1回のペースで実施しました。
従業員へのヒアリング内容をまとめた主なメリットとしては、
- 通勤時間がなくなる
- 自由な時間に働ける
逆にデメリットは
- 家で働けるスペースが必要
- ネット接続、電気代などがかかる
- 気持ちを仕事モードに切り替えにくい
- 仲間に会えない
- だらけてしまうかも
- すぐに上司や仲間に相談などできないのでは？
などが上がりました。
逆に
会社側のメリットは
- 通勤費がかからない
- 雇用の幅が広がる（地方在住者の採用など）
会社側のデメリットとしては
- 本店機能はどうやって対応するか
- 電話受付機能
- 郵便物等受付機能
- プリント出力
- 労務管理をどうするか
などが考えられます。
こうしてみていくと、スマートワークは「人が働く」という意味でのメリットは大きいものの、物理的な問題や、従来からの会社や事務所の存在価値を再構築する必要があることがわかりました。
そして、そこにある大きな課題としては、従来からの会社や事務所への価値観を経営側が変えられるかということも重要であることがわかりました。
事務所という空間を「会社」として捉えるのではなく、人の集団を「会社」として捉える必要性の存在です。
しかし、現事務所の退去は決まっています。見切り発車かもしれませんが、①まずは物理的問題を解決し、②2020年以降、実際に運用しながら問題点を解決していこう！ そう全社員の賛同を得て、スマートワークをスタートさせることになりました。
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