スマートワークはじめます【その1】 きっかけは事務所ビルの建て替え

突然ですが、弊社は2020年よりスマートワークを実践します。具体的には、従業員は月2回のオールミーティング日以外は出社不要で、原則在宅勤務とします。簡単に言えば「事務所のない会社」になります。

ちょっと冒険だとは思いますが、従業員が自身の暮らし方を自由に選択し、その環境から仕事に対しても高いパフォーマンスを発揮できるよう、場所にも、時間にも縛られない、新しい働き方を実現できる会社を目指したいと思うのです。

きっかけは、現事務所が入っているビル建替えのために、2019年末までに事務所を移転しなければならなくなったことにあります。以前から週1日程度の在宅勤務を希望する従業員があり、どうせ移転するなら、この機会に今後のことも含めて、その希望にも応えたいし、全社的に「働き方」を考え直してみようと思ったのです。

ですが、簡単にいく話ではありません。事務所がなくて、そこに従業員もいないのに会社が成立するのか。その決断を私にさせてくれたのは、いつも真面目に仕事をこなす勤勉な従業員に恵まれたからであり、その点で従業員のみなさんにとても感謝しています。

さて、現実的に全面スマートワークとなると、いろいろな問題が生じます。経営側として大きなところで生じるのは労務管理です。

同じ事務所にいて、目の前の机に座っているならまだしも、在宅勤務となれば、スタッフがどんな状況にいるのかの把握は困難です。「本当に働いているのか?」なんて疑心暗鬼になってしまうこともあるかもしれませんよね。

でもだからといって、そうならないために従業員を事務所に縛りつけ、管理している(つもり)になるのは、古い体質の弊害です(そう最近では思うようになりました)。

スマートワークは、労働力の確保につながることが指摘されていますし、さまざまなメリットをもたらすものでしょう。ただ、それを難しくしているのは、ほかでもない、経営者の古い考えだと思うのです。だから、働き方改革は、紛れもなく経営改革なのです。

このコラムでは、そのハードルをどうやって超えて、これからの働き方を実現していくのか。その取り組みを、ほぼリアルタイムに書いていきたいと思います。同じ悩みを持つ経営者の方々やマネージメントに携る方々と共有できればと思います。弊社のような小さな会社だからこそ可能な「トライ」をお伝えします。

ご興味のある方は、ぜひコメントをお寄せいただければ幸いです。

続きはまた。

追伸 写真は本文とは関係のない、本日出張に行ってきました「高知城」で撮影したものです。石垣も立派でした〜。

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Post Author: 櫻井