こんにちは。櫻井です。
みなさんは、
「あのときは楽しかったなぁ」
とか、以前のことを思い出すことありますか?
ありますよね?
私もときどきそんな風に昔のことを思い出します。
もともと懐古主義なのかもしれませんが、
過ぎ去ったことを思い出しては、
とても切ない気持ちに襲われたりもします。
その頻度は、もしかすると人よりも多いかもしれません。
まあ、頻度は別として、
オンタイムではそれほど楽しいと感じていなくても、後から思い出すと、すごく楽しかった…と。
そこで、
なんで、こんな過ぎ去ったことが楽しく思えてしまうのか、ということを考えてみました。
まず、過去と、過去のことを振り返る自分の大きな違いは、「状況」ではないかと。
過去を振り返る自分は、過去の楽しい部分だけを切り取って、そのことを思い出します。
でも、その過去に実際いる自分は、
もちろん楽しさも感じていると思いますが、
それ以外の、さまざまな状況に囲まれていて、意識はそれぞれに分散しています。
例えば旅行中なら、
夕飯ばどうするとか、迷子にならないかとか、
次に何をするとか、あるいは今そのときの安全性とか…。
ところが
過去を振り返る自分は、そんなことは気にしません。する必要がありません。
楽しかったことだけを切り出してフォーカスすることができます。
さらに、思い出している自分は、
すでにその体験を安全に終えているわけで、
いうなれば、ハッピーエンドを知っている。
成功を知っているわけです。
だから、過去の経験は余計に楽しく感じられる。
仮に失敗経験でも、
それでも、そこからは這い出して今につながっているわけで、
ある程度、客観視できる。
さて、
そう考えたとき、もっと今を楽しむこともできるのでは、とも思いました。
「その時」にもっと楽しさを感じられていれば、その場をもっと楽しむことができるはず、と。
たぶん、
そのために大切なのは、できる限り情報を削り、その楽しい時間にフォーカスすること。
不安の少ない状況を作り出して、その環境の中で楽しむ。
一度にいろいろなことを並行して動かさないで、物事に集中する。
周囲に気を配りすぎず、シンプルに過ごす。
旅行中なら、やたら移動するのではなく、
ここと決めた場所に、少なくとも、出発時間をしっかり決めて、
それまでは、そこをしっかり楽しむ。
短時間の経験だけでなく、長い人生においても当てはまりそうです。
長い時間では、いろいろ考えなければいけないのは当然なわけで、
だからこそ、しっかり思考を切る変えることが大切。
ウエットな性格の私としては苦手なことですが、
できるだけ実践していきたいところです。
せっかくなので、楽しく生きたいですから。
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